ハンドスピナー(Fidget Spinner)の現状について調べた結果のご報告

ふとしたことからハンドスピナー(Fidget Spinner)を購入した僕はちょっとハマったためスピナーについて調べたのでした。

★ この記事はネット上の断片的な情報をつなぎ合わせて書いているので、間違ってるところがありそう!気をつけて!

日本では”ハンドスピナー”と呼ばれるものは、海外では”Fidget Spinner”と呼ばれることも多いです。本記事では「スピナー」と表記することにします。

スピナーの起源や大まかな歴史については他サイトですでに紹介されていますのでここでは省き、スピナー市場の現状等について記すことにします。スピナーは『中国製スピナー』と『非中国製スピナー』に大別されます。

中国製スピナー

各国のAmazon、AliExpress、eBayなど、大きな市場で大半を占めているのが中国製のスピナーです。中国製スピナーにも、中国でデザインされたものと、後に述べる「クローン」とがあります。

中国でデザインされたスピナーは少なくありませんが、中国国内のスピナー事情は混沌としており、同一のデザインの品物を複数の工場が異なる方法で製造しているため、出自が定かではないようなものも多いです。しかし、その中で著名なのはCigreen社が手がけるスピナーでしょう。Cigreen社はVape関連グッズで名前が知られており、オリジナリティはともかく、中国製としては比較的質が高いということで人気を博しているそうです(Vape文化とスピナーとの繋がりは深いです)。

Cigreen社の公式サイトでは、市場にあふれている中国製スピナーの多くのデザインを見ることができます。が、どうもこれらすべてが彼らのオリジナルだというわけではないようです。Cigreenはtorqbarなどのクローンも自社オンラインストアで堂々と販売しており、ちょっと「グレー」な印象を受けます。

しかしともかく、この会社の「C3」や「S3」と呼ばれるモデルは安価で優秀なスピナーとしてアメリカでも特に人気が高く、Fidget HQは”Zentri“や”Zenduo“という名前で、Spinetic Spinnersは”C3″や”Minitank”の名前で、それぞれ販売しています。日本でC3やS3を本格的に扱っているショップは今のところ確認できませんが、Cigreen社のデザイン自体はAmazon.co.jpでも多く見られるので、いずれ登場するのではないでしょうか。

注意すべきは、中国製スピナーには、写真上の外見は同じでも、質が異なるものが存在するということです。これは前述の通り、複数の工場が同一のデザインの品物を独自に製造しているためです(必ずしも「偽物を作っている」ということではありません)。大きさ自体が異なるもの、素材が異なるもの、ベアリングが異なるもの、ベアリングが取り外せないもの、表面の仕上げが異なるものなど、様々です。Fidget HQは「こういった質のばらつきによるリスクを避けるためには、我々のようにきちんとした品質管理を行っているショップから購入するのが最善である」といったようなことをredditで述べています。

さて、中国製スピナーのもう一つの勢力が「クローン」です。市場で最もよく目にするのはtorqbarのクローンでしょう。torqbar公式は「仮特許を持っている」として権利保護を主張していますが、torqbarクローンの増殖はもはや止められるようには見えません。「torqbar(トルクバー)」自体がバータイプのスピナーを指す言葉と化しているような様子すらあります。

torqbarの他にはRotablade StubbyCKF PepyakkaMechforce Deltacoreなどのクローンが見られ、それらはアメリカや日本の一部ショップでも販売されています。こうした動きに対して憤りをあらわにしているメーカーもありますが、中国勢のクローン製造・販売を止めるのは容易ではないでしょう。スピナー愛好者からは「オリジナルが尊重・支持されるべきなのは明らかだが、高価なスピナーには手を出せないという人々がクローンの購入に走るのも理解はできる」との声も聞かれます。ショッピングサイト側が直接的なクローン対策を打つような日は来るのでしょうか。

ただし、クローンといっても、本当に寸分違わず同じものが製造されているわけではありません。なにせ本物の発売前からクローンが売られていることまであるそうですから、その再現度は推して知るべしといったところでしょう。Youtubeでは本物とクローンとを比較している動画をいくつか見ることができます。サイズ、素材、工作精度などに差異が認められ、もはや別物ということもあるようです(たとえば、torqbarは本来テーブルスピンが出来ないスピナーですが、クローンの多くはボタンが大きいためテーブルスピンが出来てしまいます)。別物とはいえ、全くダメなスピナーであるとも限らないようですが……

中国製スピナーの販売では、全世界への送料が無料のショップとしてFasttechも有名です。他の大手ショッピングサイトのように同一デザインのスピナーが大量に並んでいるようなことがなく、比較的買い物がしやすいサイトです。ただし、商品ページでの表記以上に発送が遅れる、同じ商品でも質の異なるものが発送される場合があるなどの話も聞くため、注意が必要です(正確にはFasttechはショップではなく、カタログのようなものです。一つのアイテムを複数の業者が製造しています)。FasttechはVape関連グッズの販売で日本でも以前から名前が知られているそうですので、日本語の購入レポートも見つけられるでしょう。

非中国製スピナー

爆発的なスピナー人気を受けて、アメリカを中心とした多くのメーカー(多くは元々別のグッズを手がけているところ)がスピナーを開発・販売しています。Spinner ListFidget Spinnersではそれらをまとめて見ることができます。

中国製スピナーより値が張る分、優れたデザイン、工作精度、ベアリングの品質、素材の希少性(チタンの使用が典型例)等を売りにしているメーカーが多いです。Flyaway Toysのように比較的安価なスピナーを揃えているところもありますが、100ドルを超える高価な品を販売するところも珍しくありません。

「スピナーごときに何十ドル、何百ドルの価値はあるのか」という批判、またそういった品物の購入者を茶化すような声は、海外でも少なくはありません(突如巻き起こったスピナー人気に対する懐疑的な見方もその背景にあります)。一方で、購入者からは「たしかに、安価なスピナーと比較して特別スピンの具合が優れているというわけではない。しかし、デザイン性や素材の重厚さがもたらす満足感は何ものにも代えがたい」といった声が聞かれます。実際、売り切れ・入荷待ちとなっている高級スピナーも多いようですので、まだまだスピナー人気のヒートアップは続いているということでしょうか。

KickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングサイト、またMassdrop(共同購入サイト)などでもスピナーは少数ですが見ることができます。ただし、商品の発送時期がかなり遠くに設定されている場合がありますので、出資や購入の際には十分な確認が必要です。

日本でのスピナー事情

Amazon.co.jpには、中国や香港のショップによるスピナーの出品が大量に見られます。同一デザインの品物でも価格に大きくばらつきが見られる点はAliExpressなどと同様。不自然な日本語・不自然な内容のレビューも目立ちますので、安易に星の数を信用してしまうのは危険です。海外からの発送となるものも多いですが、より早く確実に商品を手にしたいなら、Amazonが発送する品物を選んで購入するのが無難でしょう。

ネットショッピング以外では、スピンギアが扱うスピナーが東急ハンズや大手家電量販店等で購入できます。ヒロ・コーポレーション扱いのものも店頭で販売されているようです。また、玩具メーカー「メガハウス」も6月から「フィンガースピナー」の名前で販売を行うとのことです

今のところ、本格的にオリジナルスピナーの開発を行うというメーカーの話は聞こえてきません。ヨーヨー業界、コマ業界の方々など、いかがでしょうか。

とかなんとかいっちゃって

僕スピナー1個しか持ってない素人中の素人なので間違ってるとことかあると思います。よろしくお願いします(おわり)

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